日本の籐工芸の歴史は古く、今から1000年位前からです。、正倉院宝物にも納められています。戦前は多くの職人さんがおられ、いろいろな処で作られて、日常生活のなかで使っていました。
今から40~45年位に1つのブームがあり、日本中の主婦がざる篭や果物篭等、作っている時があったのです。私も今から39年位前に、博多で教室を開き、教えながら学び、改革し、創造し、新しい手法を模索し続けてきました。
染籐は、光を吸収してしまい、暗くなりがちなのです。色を重ねていくと、限りなく黒になります。
そこで、日本伝統工芸の中の一つにある「箔」をはる事に思いつきました。
箔を塗り重ねると限りなく白に近づきます。ここに君島染籐箔デザインが誕生したのです。染粉の色と、箔の力の合体で、絶妙な色合いが生まれます。
染籐箔とは?
染籐の、籐(ラタン)は、インドネシア原産の、ヤシ科の木です。(今は植林しています地球温暖化防止に、貢献しています。)
植物からでるアクの為、なかなか染まりません。
それを君島染籐アトリエでは、10年位掛けて研究し、赤・青・黄色であらゆる色への煮染に成功しました。
染粉はヨーロッパ製を使っています。色落ちしませんが、紫外線には弱いです。
君島染籐箔デザインの特徴は>色と>艶と>機能性にあります。
艶は箔から出ています。
箔とは、煮染された籐に箔を塗布することです。
箔には金箔・銀箔・プラチナ・パール箔(ピンク・ブルー・イエロー・白etc)があります。
艶と耀きがあり、色彩に深みが増します。色落ちも防ぎ、仕上剤にもなります。